最近、よくClaude Codeって聞くんですよね(正確にはスマホのChromeトップページDiscoveryに記事が出る)。Claudeは使ってるけどClaude Codeとは?なんかCLIでコーディングのサポートをしてくれるというか丸々書いてくれるとか、Tmuxで並列で動かしてどーのこーとか。
そこで、Claudeに「Antigravityでこの動画で言ってるような機能を擬似的に実装出来るようなプロンプト書いてや」と人間だったらちょっと許されないような依頼をしてみた。
# Claude Code マルチエージェント体験を Antigravity で再現する
> **目的**: Claude Code の動画で見た「Skillsの自動更新」「複数エージェント並列稼働」を、
> claude.ai (Antigravity) で疑似体験できる実践的なタスク集です。
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## 🔑 コアコンセプトの対応表
|Claude Code の機能|Antigravity での再現方法|
|---|---|
|複数エージェント並列起動|「サブエージェントとして〜を実行してください」と指示で疑似並列|
|Skills 自動更新ループ|スキル改善ループをClaudeに明示的に実行させる|
|バックグラウンド実行|「先に〇〇を始めながら〇〇もやってください」という並行指示|
|エージェント間通信|「前のエージェントの出力を受け取ったものとして」という文脈引き渡し|
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## 🧪 タスク1: Skills 自動改善ループの再現
**目的**: スキルのdraft → テスト → フィードバック → 改善 を1セッションで体験
### プロンプト(コピペして使う)
```
あなたは今から「マルチエージェント・スキル開発システム」として動作してください。
以下の3つの役割を順番に(必要なら並行して)こなしてください。
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【Agent A: SkillWriter】
次のスキルのSKILL.mdドラフトを作成してください:
「ユーザーが日本語でビジネスメールの下書きを依頼したとき、件名・本文・結び文を
適切な敬語レベルで自動生成するスキル」
SKILL.mdのフォーマット:
- YAMLフロントマター(name, description)
- 概要
- トリガー条件
- 出力フォーマット
- 具体的な手順
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【Agent B: TestRunner】
Agent Aが作ったスキルに対して、以下の3つのテストケースを実行してください:
1. 「取引先への納期遅延のお詫びメール」
2. 「社内の上司への有給申請メール」
3. 「初対面の採用担当者への問い合わせメール」
各テストの出力を評価し、改善点を箇条書きで列挙してください。
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【Agent C: SkillOptimizer】
Agent Bのフィードバックをもとに、SKILL.mdを改訂してください。
改訂前・改訂後の差分をわかりやすく示してください。
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最後に:「このループをもう1回まわすべきか?」と判断して理由を述べてください。
```
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## 🧪 タスク2: 並列コードレビューエージェントの再現
**目的**: 同じコードを複数の観点から「同時に」レビューする並列エージェント体験
### プロンプト
````
以下のPythonコードに対して、あなたは3人の専門家エージェントとして
【並行して】レビューを実施してください。
出力は3列(または3セクション)に分けて、それぞれ独立した視点で書いてください。
レビュー対象コード:
```python
def get_user_data(user_id):
import sqlite3
conn = sqlite3.connect("users.db")
query = f"SELECT * FROM users WHERE id = {user_id}"
result = conn.execute(query).fetchall()
conn.close()
return result
```
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【Security Agent】セキュリティの専門家として:
- 脆弱性を発見し、CVSSスコアレベルで重大度を評価
- 修正コードを提示
【Performance Agent】パフォーマンスエンジニアとして:
- ボトルネックを特定
- 大規模データでの挙動を予測
- 最適化コードを提示
【Maintainability Agent】シニアエンジニアとして:
- コード品質、命名、エラーハンドリングを評価
- リファクタリング版を提示
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最後に【Orchestrator】として3エージェントの知見を統合し、
優先順位付きの修正タスクリストを作成してください。
````
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## 🧪 タスク3: 自律的プロジェクト分解エージェントの再現
**目的**: Claude Code の「タスクを自律分解して並列実行」を体験
### プロンプト
```
あなたはAIオーケストレーターです。
以下のプロジェクトを自律的に分解し、サブエージェントに割り当てて実行してください。
【プロジェクト】
「小規模飲食店向けの予約管理システムのMVP仕様書とプロトタイプコード」
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Step 1 【Decomposer Agent】
このプロジェクトを並列実行可能な独立タスクに分解してください。
依存関係を明示したうえで、並列実行できるタスクグループを特定してください。
Step 2 【並列実行フェーズ】
以下のサブエージェントを"同時に"起動してください:
- [SubAgent-DB] データベーススキーマの設計(テーブル定義・ER図テキスト版)
- [SubAgent-API] REST APIエンドポイント一覧と仕様
- [SubAgent-UI] 予約フォームのHTMLプロトタイプ(シンプルで動作するもの)
- [SubAgent-UX] ユーザーストーリーと受け入れ条件
Step 3 【Integration Agent】
全サブエージェントの成果物を統合し、整合性をチェックして最終仕様書にまとめてください。
矛盾点があれば指摘し、解消案を提示してください。
```
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## 🧪 タスク4: Skillsの自動トリガー最適化ループ(スキル記述改善体験)
**目的**: Skills descriptionの改善ループを体感する
### プロンプト
```
あなたはスキルトリガー最適化エージェントです。
以下のスキルdescriptionを、ユーザーが使いたいシーンで確実に発動するよう改善してください。
【現在のdescription】
「データの可視化を行うスキル。グラフや図表を作成したいときに使用する。」
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【Iteration 1: Analyzer Agent】
現在のdescriptionの問題点を分析してください:
- どんなユーザー発言でトリガーされるか?
- どんな発言でトリガーされないか(見逃しパターン)?
【Iteration 1: Rewriter Agent】
分析をもとに改善版descriptionを3案作成してください。
各案に「想定トリガー発言の例5つ」を添えてください。
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【Iteration 2: Evaluator Agent】
3案それぞれについて:
- トリガー精度(適切に発動しそうか): ★1〜5
- 過剰トリガーリスク(不要な場面で発動しないか): ★1〜5
- 説明の明確さ: ★1〜5
を採点し、ベスト案を選んでください。
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【Final: Optimizer Agent】
ベスト案をさらに磨き、最終版descriptionを出力してください。
改善前→改善後の変化量を「Before/After」で見せてください。
```
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## 🧪 タスク5: 「生きたドキュメント」自動更新エージェント
**目的**: Skills の継続的自動更新を擬似体験。ドキュメントが会話を通じて進化する。
### プロンプト(2ターン構成)
**ターン1:**
```
あなたは「プロジェクト知識ベース管理エージェント」です。
以下の初期ナレッジベースを作成してください。今後、私が新情報を伝えるたびに
あなたは自動的に更新・整合性チェック・バージョン管理を行います。
【プロジェクト名】AIチャットボット開発
【初期情報】
- 技術スタック: Python, FastAPI, Claude API
- チームメンバー: 田中(BE)、山田(FE)、鈴木(PM)
- リリース目標: 2025年Q2
- 現在のステータス: 設計フェーズ
ナレッジベースをMarkdown形式で構造化し、
バージョン v0.1 として出力してください。
```
**ターン2(フォローアップ):**
```
新情報です。以下をナレッジベースに統合してください:
1. 田中がフロントエンドも担当することになった(山田は退職)
2. 技術スタックにRedisを追加
3. リリースが1ヶ月延期されてQ3になった
4. バジェットが20%削減
【Agent Instructions】
- 変更箇所を差分ハイライト(変更前→変更後)で示す
- 影響を受ける他の記述も連鎖的に更新する
- リスクフラグ(⚠️)を新たに追加する
- バージョンを v0.2 に更新する
- 「このナレッジベースの健全性スコア」を100点満点で評価する
```
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## 💡 使い方のコツ
### より「エージェントっぽく」感じるためのテクニック
1. **役割名を明示する** → `【Agent A】`, `【Orchestrator】` のように名前をつけると それぞれの視点が明確になり、並列感が増す
2. **中間出力を要求する** → 「Step 1が完了したら次に進む前に確認を求めてください」 と入れると処理の流れが見える化される
3. **フィードバックループを組み込む** → 「この結果に満足できなければ自律的に もう1ループ回してください」という指示で自律感が増す
4. **ツールの組み合わせを活用** → Web検索 + コード実行 + ファイル生成を 1タスクの中で組み合わせるとマルチモーダルエージェント感が出る
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## 🎯 本物のClaude Codeとの違いと割り切り方
|項目|Claude Code|Antigravity|
|---|---|---|
|本当の並列性|✅ 真の並列実行|❌ 擬似並列(順次実行)|
|Skills永続化|✅ ファイルシステムに保存|⚠️ セッション内のみ(ストレージAPIで一部可能)|
|外部ツール連携|✅ Terminal, Git, ブラウザ|⚠️ Web検索・コード実行のみ|
|コスト|💰 API料金|✅ Proプラン内|
**割り切りポイント**: 「並列」は「複数の視点を同時に要求すること」と定義し直す。 実行順序より「マルチ視点の統合」という体験価値に集中すると満足度が高い。
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## 🚀 次のステップ
これらのタスクを試したら、ぜひ「自分のユースケース版」にカスタマイズを:
- `【Agent A】` の役割をあなたの仕事の専門職に置き換える
- テストケースを実際の業務データに変える
- 出力フォーマットをあなたのワークフローに合わせる
**最終的なゴール**: このドキュメント自体をベースに、 あなた専用の「AIエージェントチーム」プロンプトを育てていくこと。
基本的にAntigravityはフォルダを変えればプロジェクトが変わるので、プログラミングとは別で何かエージェント作業に特化した作業もやってみようかなぁ。まずは「なんかAIエージェントを使った作業に習熟できて、ついでにお金も稼げちゃうようなプロジェクト」を相談するトコロからかな・・